先日先輩とそのお友達たちと一緒に船でキス釣りをしてきました。
今までキス釣りといえばオカッパリから天秤を投げて、投げてを繰り返す釣りしかやったことがなかったのですが、今回は初めての経験でした。
結果から言えば船でのキス釣り最高。
最初は怖い?と思った船長さんもいい人でリピートしたいなと思ったので、釣りの様子と船長さんの紹介をしていきます。
なぜキス釣り?きっかけは船長の一言
正直、僕自身船でキス釣りをするとは思いませんでした。
さっきも書いたようにオカッパリからやるのが普通だと思っていたからです。
では、なぜそうなったのか。
当初は船で沖に出て真鯛を狙う予定だったんです。他にも青物が釣れたらいいなぁ、なんて思っていました。
が、先輩が船長とやりとりをして言われたのは「激しぶ」だということ。
今年は真鯛が少ない。青物も来てないわけじゃないけど、微妙…^^;という感じでした。
加えて先輩の友達と僕以外の3人は船にほぼ乗ったことがないため、船長的にNGな雰囲気。
初心者が多いのであれば、近場でのキス釣りが確実に釣れますよ!マゴチやヒラメの可能性も…との言葉に皆でキス釣りに決めたのでした。
この時の正直な気持ちは「船長渋ってるなー、初心者めんどくさいんだろうな…」でした。
船長ごめんなさいm(_ _)m
釣船紹介
今回お世話になったのは愛知県碧南市から出船のオンボードセッションさんです。
https://on-board-sessions.amebaownd.com
蜆川(しじみがわ)の河口から出船する乗合船で、チャーターも可能。
今回は先輩を中心に4人が集まり、チャーターでお願いしました。
釣りものや時間帯によってチャーター人数は変動するようです。
釣りの開始時間は要相談。この日は8時スタートでまったりした釣行となりました。
出船場所は河口の堤防です。
すぐ際にある公園沿いに駐車場があるため、そこを利用して船まで1分くらい歩きます。
ナビで示される行き方だと駐車場に頭から入れることになるため、余裕があれば帰りのことを考えてバックで入れ直しておいた方が吉です。
先輩は出る時苦労していました^^;
船は黒い船体なので一目瞭然。絶対にあの船だ、とわかります。
ちょうど船の前に堤防を降りるための足場を組んでくれてあるため、船へのアクセスも容易です。
船に乗る人数は5〜6人くらいがスペース的にベストだと思います。船長も竿を出す時があるそうなので、5人が現実的なところですかね。
また、HPにも注意書きがありますがトイレは備え付けられていませんので注意が必要です。屋根もないので、日差し対策や雨天時の対策などは各個人に任されることになります。
いざ出船
挨拶を済ませ、船に乗り込みます。
最低限の会話。やっぱりちょっと怖い雰囲気。
準備ができたところで最初のポイントにむけて出発。
10分ほど走って船が止まったのは発電所と矢作川の河口が見渡せる場所でした。
水深は10mくらい。かけあがりがあって、ヒラメなどの実績もあるポイントだそうです。
今回の餌は定番のアオイソメ。
ガルプなどのルアーでも釣れるとの事でしたが、晩ご飯確保のミッションが出ているためまずは確実に釣ることを優先しました。
仕掛けは天秤とキス用の3連針。
3連だとすぐ絡まってしまうため、カットして1連で使うことが多いです。
個人的に天秤はジェット天秤よりも浮く感じのするこのタイプが好きです。
キス針は300円くらいの安物で十分です。余談ですが、引っ張れば抜ける仕掛けを毎回うまく抜くことができません…自分だけでしょうか?
仕掛けを準備し、投げてOKの合図が出て第一投。
底をズル引きしていると一投目から当たりが!巻き上げてくると、15cm弱のMAXサイズと思われるメゴチでした。
周りの方も一投目から続出。いいポイントに連れてきてもらいました。
その後もちょくちょくポイントを移動しながら、投げては釣れ、投げては釣れの入れ食い状態。
キスばかりではなく、ハゼやメゴチ、タコ、フグ、ギマなどゲストがたくさんでした。
ついに船長が口を開く
何ヶ所かポイントを回ったあと、最初に行ったポイントに戻って釣りをしている時のこと。
急に船長が話し始めました。
「なんだー、これくらいしっかりやってくれる人たちなら安心だわ」
みんな???という感じでしたが、船長は続けます。
「一見さんは4人までしか受けないって決めてるんだよね。初心者なら尚更。今回は5人だけどね。それ以上増えちゃうと目が届かなくなっちゃうからさ」
「初心者も多いって聞いたから近場で提案したけど、これなら次からは沖の方にも連れて行けるよ。マナーがしっかりしてる人たちだから大丈夫」
とのことでした。
聞くととんでもないお客さんもいるようで…
・タバコの吸殻を海に捨てる
・ゴミを海に捨てる
・乗船中にライジャケを脱ぐ
・大はしゃぎして収拾がつかなくなる
など、過去の経験からトラブルを避けるためにルールを設けているとのことでした。
中でも、操船中に船長の後ろでライジャケを6人全員が脱いだことがあったらしく、その時は保安庁の船に止められて指導を受けたとのことでした。後ろが見えない状況の中で、自分勝手に行動する人たちがいるかも、と考えれば警戒して当たり前ですよね。
それからの船長はよくお話をしてくれて、笑いながら楽しい時間を過ごすことができました。
船長は怖い人かと思っていましたが、警戒していただけでとてもいい人でした^^
釣りの終わり
楽しい時間はあっという間で、4時間半が過ぎた12時半頃に納竿となりました。
投げれば当たりがある状態が続きましたが、中々のらないことも多く、後半は釣果が伸び悩む結果となりました。
僕の釣果はキス15匹とその他大勢。針を飲んでしまったハゼやメゴチは一部お持ち帰りしてます。
船全体の釣果で言えば100匹くらいだと思いますが、もっと調子のいい日もあるそうです。
帰り際、船長から今度は真鯛に行こう、タイラバが好きなんだよねー!とお誘いをいただきました。
最初の警戒されていた段階から考えると、船長の方からそのように言ってもらえるのは嬉しかったですね^^
今回は初めての船でのキス釣りでしたが、コンスタントに釣ることができて楽しむことができました。オカッパリでは坊主になることもチラホラあるので、これだけ釣れると嬉しいですね。
自分たちの行動を船長が認めてくれたのも嬉しかったですし、今後もマナーを守って楽しく釣りをして行こうと改めて思いました。
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