こんにちは、イチローです。
前回はおんぼろパソコンのHDDをSSDに交換して現役復帰させる方法をお伝えしました。
今回はその続きで、よりよいパソコンにするためにあるパーツを交換します。
SSDを交換できた人であれば、1分ほどで終わる作業です。
まだ昨日の記事を読んでいない方はそちらも読んでいただけると嬉しいです。
目次
1.SSDの次はメモリ交換!
2.メモリ交換の手順
3.終わりに
1.SSDの次はメモリ交換!
HDD(ハードディスクドライブ)をSSD(ソリッドステートドライブ)に交換することで得られるメリット等は前回の記事でお伝えしました。
起動や読み込み時間の高速化という素晴らしいメリットが得られたのちに、使っていると感じることがあると思います。
「なんだか動きがもっさりとしている」
もっさりという表現が正しいかはわかりませんが、シャキシャキ動いていないというイメージでお考え下さい。
作業を数種類重ねて行った場合や、扱うデータ量が増えて負荷がかかる場合などにそのような状況になってしまいます。
そのような状況で行うことはメモリを交換、もしくは増設です。
メモリの交換を行えばこれらの問題は解決されます。
メモリとはパソコン内に差し込まれているカード状のパーツのことで、1枚あたり2GB~16GBの容量で構成されています。
メモリと聞くとデジカメなどでデータの保存を行うメモリーカードを思い浮かべると思いますが、パソコン用のメモリはデータを保存するためのものではありません。パソコンで作業を行うときに取り扱うデータを一時的において置き、効率よく作業するための台だと考えてください。
通常の生活でも狭い机の上で資料をたくさん広げて勉強をすることは、効率の低下を招くのと同じようにメモリが少ない状態で作業をたくさんこなそうとすると先ほど出てきた「もっさり」とした動きになってしまいます。
広い机で勉強をすることができれば、資料を見やすいように置いて効率よく勉強を進めることができます。
メモリにはデスクトップ用とノート用で形の違いが2種類、容量の違いで大きく4種類、使用されるパソコンの年代で4種類と種類がたくさんあるため、自分のパソコンがどれに該当するのかを確認したうえで購入しなくてはいけません。
自分のパソコン名とメモリを検索すると、該当するものがすぐに見つかります。
例えば「x220 メモリ」で検索すると適応するメモリは「DDR3-1333 PC3-10600 SO-DIMM」ということがわかります。
英数字ばかりで難しいですが、これらが記載されているメモリを購入すれば間違いありません。検索キーワードをこれにするのもありです。
今現在売られている多くのパソコンはメモリは4GBを搭載していることが多いです。インターネットや文書ソフト、写真管理を行うのであれば4GBで十分です。
動画編集や負荷のかかる作業が多いという方は8GBくらいを目安にしてもいいかもしれません。
2.メモリ交換の手順
購入するべきメモリがわかったところで、いよいよ交換作業に移ります。
前回紹介したLenovoのX220を例にして進めていきます。
パソコンを裏返すと、中心付近に正方形のふたがねじ止めされています。まずはこのネジを緩めてふたを外しましょう。そうすると緑色をしたメモリが姿を現します。
メモリが刺さっている場所のことをスロットといいます。パソコンによってこのスロットが1つのものもあれば2つのものもあり、その数により搭載できるメモリの量が変わります。
メモリの取り付けはとても簡単で、空いているスロットにメモリを斜めにあてがい、カチッと音がするまで上から押しこむだけです。この時にメモリ側とパソコン側の凹凸がそれぞれ合うように向きを確認して行って下さい。
取り付けは以上で終了です。たったこれだけの作業で作業効率がグンと上がります。
もし、スロットが1つしかなく増設ではなく交換になる場合は古いメモリを外してあげる必要があります。
メモリの両端に銀色のツメのような部品があります。それを左右に押し広げてあげると、メモリが跳ね上げられて抜き取ることができます。
あとは先ほどと同じ手順で新しいメモリを斜めにあてがって押し込むだけで作業は完了です。
X220は購入時2GBのメモリを搭載していましたが、8GBを追加することで10GBで稼働しています。
僕のメイン機は8GBですのでそれを上回っていることになりますが、正直その2GBは僕には体感できません。
容量が高くなるほど値段も比例して高くなるので、まずはお手軽に合計が4GBになるよう追加してみることをおすすめします。
3.終わりに
いかがだったでしょうか。今回は復活させたおんぼろパソコンをより快適にする方法をお伝えしました。HDDからSSDに変更したときほどの衝撃は得られないかもしれませんが、今後パソコンを使用していく上でネックになるもっさり感を解決するには必要になってくることなので、ぜひチャレンジしていただきたいと思います。
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