ジャッカル「EGG ARM」を購入。最速レビュー

ジャッカルから発売になったEGG ARMが欲しくて実家近くの釣具屋2件、職場近くの釣具屋2件、奥さんの実家近くの釣具屋3件を回ったんですが見つからなかったんです。

ヤフーショッピングで注文できる店を見つけてすぐにポチりましたが、在庫を持たない店だったようであえなく強制キャンセル。

そんな今一番有名で、今一番品薄の

超人気ロッド ジャッカルのEGG ARMを購入する事ができました。

奥さんを駅まで送った帰りに、「あ、ブラクリ切らしてるわ」と思い自宅近くの釣具屋に行きました。

1時間半くらい店内を物色し、思い出したかのように一応ロッドコーナーも確認。

あきらめてブラクリを選んで立ちあがった瞬間、目の前にありました。最後の1本。

▲店内は撮影禁止なので、自宅での忠実な再現です。

短いことは知ってたけど、ここまで目立たない!?

たか

ケースもイメージと違う…他にも見落としてる方絶対いますよ!!

と、いうわけで今回は幸運にもEGG ARMを入手できたので、実釣を含めた各種レビューをお伝えします。

 

EGG ARM SHORTY

それでは早速開封していきましょう。

▲グレーベースでシンプル。

個人的なイメージかもしれませんが、ジャッカルの製品ってカラフルだったり、にぎやかなイメージだったんですよね。このシンプルさが見つかりにくかった原因の1つかも。

スペック

▲グラス100%!

テトラ帯で使うことを想定した丈夫さの証。

グラス100%と言う事は竿の種類としては張りがあるタイプではない気もします。

グラスロッドって過去に何本か所有したことがありますが、しなやかでフッキングがしやすかったり、ばらしにくいイメージ。かつ丈夫ですよね。テトラにぶつけたりが多いのでありがたいです。

MAXウェイトが26gなのも魅力。

たか

伊良湖水道ど真ん中の神島でも5号のウエイトで十分。十分すぎるスペック

ちなみに全長55㎝ですがグリップが14㎝あったので、バット~ティップまでは41㎝でした。

めちゃくちゃ短い!!

気まぐれパンダ

たか

この短さが吉と出るか凶とでるか

では、ここからは開封して細かいところを見ていきましょう。

ケース内にあるクッション材は捨てるなかれ!

ケースの中に謎のクッション材が入っていました。本来、こういうものはすぐに捨ててしまいますが、絶対に捨てないように。

▲第1、2ガイドの間にクッションが挟まれている。

最初はなんだこれ?と思ったが、ケース内でロッドが暴れないようにケース内径とピッタリのクッション材でした。後ほど記載しますが、これは捨てないことを強くお勧めします。

超ショートロッドだから、超ショートグリップ

グリップとは竿を持つ部分のところ。

ジャッカルのロゴがかっこいい。所有欲をも満たしてくれます。そして、ポップなカラーリングも可愛い。

▲14㎝のショートグリップ。トリガーはないが、スピニングとベイトの共用モデル。

発表時から気になっていたトリガーレスでのベイト対応

僕は基本穴釣り時はベイトタックルを使用するので気になるところです。

まずは自宅にあった手頃なリールを装着してみました。

▲バス用一般的なベイトリールでも問題なし。

グランダー武蔵世代としては憧れであったスコーピオン。前線を引退した今は穴釣りリールとして活躍してくれています。

小型リールの部類だと思いますが、ロッドが非常に小さいせいで、かなり大きく見えます。

実際にパーミングした様子はこちら。

▲実際に使うように握ってる

小型な分類のリールでありますし、ロッドも小さいとおもちゃのような感じに見えます。

▲実際に使ってみる姿勢を横から

手が大きいこともあるが、全体を覆えてしまった。クラッチが切りにくいということもなく、問題なく使える。では、トリガーレスの影響はどうだろうか。

▲思ったほど気にならない。

普通のベイトリールであれば、リールシートが隆起しており、握りやすいようになっています。

しかし、このEGG ARMは穴釣専用ロッド。どんなスタイルにも合うように、ベイトリール設計はされていません

形状を見てもらうと分かるように、やや凹凸があります。このおかげで、ちょうど中指を沿える位置になっている。トリガーのようにがっちりと押さえることはできないが、使用上特に問題はなさそう。

バット~ティップ

1番気になるのはこの部分だと思います。

▲天井に押し当てて曲がり具合を確認してみる。

賛否両論ある方法ではありますが、曲がり具合を見るのには私はよくやっちゃいます。

感覚をつかむのに大切ですよね。

今まで使用したグラスロッドは振るとティップまでぐにゃぐにゃのものばかりでしたが、これは短さもあってかそのような印象無し。最大ウェイトを26gに設定していることも関係しているでしょう。

グラスロッドならではだるい感じではなく、ショートロッドだからこそ軽快に使えそう。

今までにないロッド!早く釣りたい!

気まぐれパンダ

EGG ARMを持って早速釣りに行こう!

EGG ARM販売時期は12月初旬。

ちょうど、穴釣りのハイシーズンにあたります。

はやる気持ちを抑えながら、翌日釣りに行ける時間はないかと模索しました。

日中は家族サービス。ねらい目は妻が出かける18時~20時の2時間。満潮直後、下がり始めのいい時間です。

初めて行く場所でしたが、釣具店で様々な根魚がターゲットとしてあげられていた場所。

テトラへ上がることは禁止されていたので、海釣り公園の護岸から真下へ落とし込んで釣りを開始します。

今回の餌はアオイソメの塩漬け。そちらの記事も今後アップしますので読んでいただけると嬉しいです。餌代浮きますよ!!

ロッド感度

足元に落とし、ラインを送り込むとすぐに海底に着地。ハンドルを半回転させて当たりを待ちます。

当たらなければすぐに場所を変えて、同じことを繰り返します。

穴釣りってランガンが基本です。経験上カサゴはいれば絶対食ってくるので、同じところで粘るよりも色んなところに落としまくった方が釣果は格段に上がります。

僕は10~15秒待ってダメなら即回収です。

カサゴは目の前に落ちてきた餌を食べるので、遠くの餌までわざわざ来ることは稀。

穴釣りとはこっちから出向いてお膳立てしてあげることが釣果を伸ばすポイントです。

たか

魚がたくさん居ついている通称「魚マンション」を早く見つけるとグッと釣果が増しますよ。足で稼ぐのみ!

さらに堤防が独占できるような状況であればテクトロも有効。護岸沿いを歩いて位置を変えていきます。

EGG ARMはグラスロッドのため感度に不安はありましたが、すぐに払拭。感度抜群。

ストレクチャーに当たった感触がダイレクトで伝わってきます。これだけで買ってよかったなぁと思わせるこのダイレクト感。

そして開始5分、待望のバイトです。魚っぽい感じですが、確信が持てないくらい小さな当たり。小さすぎて合わせることもなく巻いてくると…

▲入魂完了。

待望の1匹目は10㎝に満たないチビカサゴでした。合わせずに巻いてきただけでしたが、しっかりと上顎にかかっています。

本当に小さな当たりも感じることができましたし、完全に向こう合わせでばっちり上顎にかかっています。これは完全にグラスロッドの恩恵ですね。ばらしの軽減につながります。

 

チビカサゴを逃がしたあと、場を変えながら釣りを続けます。そして今度は先ほどよりも明らかに強い、明確なバイトがありフッキング!

▲2匹目はサイズアップ。

2匹目はお腹が大きくなりかけ、15㎝位のカサゴでした。このサイズでもロッドはしっかりと曲がり、魚の重さを感じることができて楽しいです。子持ちカサゴはリリース。

稚魚、子持ちは早急にリリースしましょう。

気まぐれパンダ

たか

根魚は特性上成長が遅いため、小さいサイズは積極的にリリースしてください。お願いします。

ちょい投げ性能

足元でのバイトがなくなったので、目の前に広がる捨て石帯に投げ込んでみたくなりました。

EGG ARMは取り回し特化のSHORTY(55㎝)とオールマイティなLONGER(120㎝)がラインナップされています。

本来こういう時に力を発揮するのはLONGERでしょうが、果たしてSHORTYの実力は??

4号のブラクリを付けた状態でキャストするとロッドがしなり、ブラクリの重さをしっかりと乗せていることがわかります。

肝心の飛距離は5mくらいでしょうか。バックラッシュしたくなくて軽く投げた程度ですが、これだけ飛べば海面に近いところから沈みテトラの中に投げ込むことはできそうです。

目の前くらいのキャストなら可能!

気まぐれパンダ

バットパワー

そのままちょい投げを続けながら場所移動をしていると、急にガツン!とでかい当たり。

▲先ほどよりもティップが入り、バットも曲がる。

でかいカサゴ?アイナメもいると言っていたし、まさかの大物!?と写真を撮っているとすっぽ抜けた感触…痛恨のばらし。

ロッドが負けている感じではなかったし、本来の用途ではない使い方が裏目に出たのでしょうか。

ちなみに暗くてわかりにくいので、自宅でティップの入り方を撮影しました。

▲バットから曲がり、ティップがこれだけ入るのもグラスの強み。

使ってみた感想

実際にEGG ARMを使用してみて、前評判通り穴釣りに特化したロッドであることを体感しました。

しかし、その反面デメリットもいくつか感じましたので紹介します。

メリット

EGG ARMの感じたメリットを羅列してみます。

  • この短さは取り回しに良い
  • 穴釣り専用だけあって、魚の取りこぼしが少ない
  • 多少の強引さでも、問題なし。丈夫

ざっと使ってみた感想をお伝えします。

短さは正義である

短いは正義

気まぐれパンダ

EGG ARM SHORTYの最大のメリットは当然ながら55㎝という短さ!今までのロッドでは落としにくかった足元や、目の前のテトラの隙間、入り組んだテトラの隙間などに容易に落とすことができる。また、取り回しがいいためランガンに向いていており、足で稼ぐ釣り方に合っている。グラスロッドのため長さの割に68gと重めだが持ち重り感はない。

自動フッキング、ボトム感知と使い勝手良好

ロッド感度は抜群!

気まぐれパンダ

グラスロッド最大の魅力でもある感度。ティップの入り方は小さな魚のバイト、引きでも釣りをとても楽しくさせてくれる。ショートバイトを見逃すことなく釣りが出れば釣果アップは間違いない。また、ロッドの反発が少ないためばらしの軽減にもつながっている。

まぁまぁ強引でも問題なし

多少強引でも大丈夫!

気まぐれパンダ

短さ故にパワー不足を懸念していたが、その心配は無用だった。大物(と思われる)がかかった時もロッド全体でしっかりと重さを捉え、ファイトをさせてくれた。足元の釣りであればパワーで抜きあげてくる場面が多いと思うが、その場面でも心配なく使用できそう。また、実際にはぶつけてはいないが、グラスの耐久力によりテトラにぶつけるなど、よくあるトラブルにも強いと推測される。

デメリット

特化したロッドだからこそ、その場にハマった時にはめちゃくちゃ使い勝手が良いもの。ということは、反面デメリットももちろんあるわけです。

一応、簡単にまとめておきます。

  • 短すぎるためなんでもロッドとはならない
  • 短すぎで魚をいなすことはできない。
  • 小さすぎて保管に気を遣う。

特化型ロッドだからこそ、メリットがデメリットになるという感じですが、仕方ない。

マルチロッドにはなり得ない

短さに特化したロッドであるため、デメリットとしてあげることはおかしいかと思うが、あと少しだけ長ければ…という場面でじれったくなる。

テトラに乗れる釣り場であればよいが、今回のようにテトラには乗れず届く範囲で落とすしかない場面ではその数10㎝の長さが欲しいものとなった。

未開の地にこのロッド1本で行くことはあまり考えられないが、もう1本マルチロッドを持参した方が無難だろう。

不意な大物がかかった時にいなせない

今回のようにちょい投げしたときに大きな魚がかかった場合、魚をいなすだけの長さがないということ。穴釣り特化なのでそもそも投げること自体間違いかと自分でも思う(笑)もちろんバットパワーはしっかりあるので、足元で大物がかかった!というときはしっかり粘ってくれるとはず。

なので、遊んで釣るっていうイメージではなくて、魚がかかったら、強引に巻き取り速攻で主導権を握る!

本気のガチの魚つりスタイルで丁度いい。

ドラグを鳴らして遊ぶ?いなせないから、バラして終わり!

かかったら巻き取る。そして獲る。

保管に気を使う

もはやメリットをデメリットとしてあげることしかできないのかというくらい特化したロッドだと再認識。

55㎝という短さ故に保管に非常に難儀する。いつも使っているロッドホルダーは2ピース用なので長さが足りないし、そのまま置いておいたら確実に折る。

最終的に行き着いた結論は販売時のケースに入れて保管という方法。

強度面もさることながら、S字フックでぶら下げておくことが可能。その際は開封時に紹介したスポンジのあいつが中で暴れることを防いでくれるので捨てないように。

▲スポンジのあいつ

冒頭でもお伝えした、このスポンジが保管の時にめちゃくちゃ役に立つため捨てないように!

 

おわりに

今回はEGG ARM SHORTYの開封、実釣レビューでした。おそらく、まだ出回っていないため最速レビューになっているんじゃないかと思います。

実際に使ってみると買う前に妄想していたロッドよりもはるかに特化していて、今後の穴釣りがさらに楽しくなること間違いなしなロッドでした。

最近穴釣りにハマった妻に早くも狙われているので、そういった面でも早期の増産を願うばかりです。販売店によって違うかと思いますが、一般的なロッドコーナーには陳列しにくいジャンル、長さのロッドであるためブラクリコーナーなどの片隅に特設コーナーとして陳列されている可能性もあります。今まで探していて見つからなかった方ももう1度チェックしてみることをおすすめします。

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