今が旬!お手軽簡単で楽しく釣れる!手長エビ釣りを紹介!

おはようございます、イチローです。

梅雨の合間に暑さを感じるようになり、いよいよ夏って感じですね。

ジメっとした梅雨よりも、やはり暑い夏の方が好きです。外での遊びも楽しめますしね。

今回はちょうど今くらいの時期から最盛期を迎える手長エビについて紹介をします。

手長エビなんて釣れるの?手長エビのパスタは結構いい値段するよ?と思った方もいると思います。

その結構いい値段する手長エビが身近なところで、かつとても簡単に楽しく釣れるんです。先日1時間での釣果がこちらです。

▲もっと釣れましたが小さいエビはリリース

しかも食べて美味しいとなればやるしかありませんよね。

皆さんもこの記事を読んでぜひ挑戦してみてください。

 

手長エビの釣れる場所とは?

皆さんが考えるエビの生息場所とはどこでしょうか?

一般的には「海」であることがほとんどだと思います。

車エビやブラックタイガー、イセエビなど有名どころのエビはみんな海の生き物です。

じゃあ当然、手長エビも海の生き物…と思いきやそうではないんです。

手長エビは汽水域に生息する生き物です。

汽水域とは?
簡単に言うと海の水(海水)と川の水(淡水)が混ざっているエリアのことです。
皆さんの家の近くに毎日水位の変わる川はありませんか?そこは潮の満ち引きの影響を受けており、汽水域であると想像できます。

しかし、必ずしも汽水域に生息しているとは限りません。上流の淡水域でも釣ったことがあるのでもしかすると適応能力が高いのかもしれません。

汽水域は他の釣り、例えばハゼ釣りやセイゴ釣り等のスポットになっていることが多くそれらが釣れる場所=ポイントになります。

▲釣り場① 護岸整備されており、安全に釣りができる場所であることが多い。

場所によっては堤防など高さがある場合もあるので、子ども連れの場合は気を付けてください。

上の写真は堤防から水面まで少し距離がある釣り場です。下の写真のように水面近くまで行くことができる釣り場もあります。

▲釣り場② 引き潮の時は水面に近いところで釣りができる

どちらのポイントにも言えることは、エビが隠れることのできる岩や障害物が水中にある場所というのが条件です。

手長エビ釣りをするときは橋の上や土手の上などから消波ブロック(テトラポッドなど)や岩が水中に沈んでいるか確認した上でポイントを決めましょう。

夜行性の手長エビは日中は基本的に物陰に隠れているため、何もない川底では釣れる確率がガクッと下がってしまいます。

手長エビを釣るために必要な道具とは?

皆さんは子どもの頃にザリガニ釣りをしたことはありますか?割りばしの先に糸を付けて、ミミズなど適当な餌で釣るアレです。

釣る場所によって若干異なりますが、手長エビ釣りはそれに近いイメージです。両者とも貪欲で、警戒心が薄いため簡単に釣ることができます。

必要なものは以下の通りです。必須アイテムは太字にしています。それ以外は必要に応じて準備してください。

 

・釣り竿

手長エビ釣りには一般的にはのべ竿を使用します。リール竿でも問題なくできますが、投げるという動作を基本的にはしないため必須ではなくなります。

手長エビ釣りはエビがいそうな場所にピンポイントで落とす、釣れなければ引き上げて別の場所に落とすという釣りをします。

仕掛けが軽いので投げて巻くというリール竿の動作よりも、長さを生かして落として引き上げるというのべ竿の動作の方が効率が良くなります。

竿の長さは釣りに行く場所の水面までの高さや、ポイントまでの距離、水深によって変わってきます。

上の写真で紹介している釣り場①のように高さがあり、かつ沈んでいるブロックが少し離れた場所にある時は長めののべ竿を選択します。

3~4mのものであれば汎用性が高く、使いまわしが効きます。

安いものでいいので、このセットのように他魚種用の仕掛けが付いているものがお買い得です。

 

釣り場②のように水面近くまで行くことができて、足元に落とす、もしくはエビの姿を見ながら釣るときは短い竿の方が効率的です。
長い竿だと取り回しが大変かつ足元が狙いにくいため、1m~1.5mくらいのものを推奨します。

小さな水路で釣りをする場合や、釣り竿にお金をかけたくない!という人はザリガニ釣りと同じように割りばしを利用する手もあります。

・手長エビ用の仕掛け

手長エビは口が小さいため、小さな針を使うことになります。

キス用の針など小さめの針を流用することもできます。しかし、先日隣で釣りをしていたおじさん(キス針)と自分(専用針)とを比較したところ、やはり専用針の方が釣果がよかったです。

そのため、手長エビを釣りに行く際にはエビ専用針の使用をお勧めします。

 

仕掛けは糸とウキ、針がセットになったものが売っているのでそれを2セット程、糸切れ対策として針単体を1セット購入すればOKです。

 

・釣り餌

手長エビは雑食性のエビなので釣具屋で売っている餌はもちろん、人間の食べ物でも釣ることができます。

一般的な餌はミミズ、イソメですが、蒲鉾やソーセージ、貝ひもなどの加工食品でもばっちりです。

虫エサに抵抗のある人は蒲鉾などで始めてみるといいと思います。(ただし虫エサよりも匂いで劣ります)

もし餌がなくなってしまった場合でも釣り場は餌の宝庫ですので、現地で餌になりそうなものを探してみましょう。

虫や外道で釣れた魚(小さいセイゴなど)を切り身にして使う、釣れた手長エビを餌に使う、などの方法もあります。

 

・水汲みバケツ(生け簀兼用でもOK)

釣れた手長エビを入れておく生け簀として、餌を触った後などで手が汚れた時の手洗い用として水汲みバケツは必須です。

折りたためるもの、入れた魚などが逃げないようにネットが付いているものなど、多数種類があります。

手長エビ用に水汲みバケツを新調するのはもったいないので、普段行う釣りがある場合はそちらに基準を合わせたものでよいと思います。

・プライヤー(針外し)

必須ではありませんが、手長エビを釣り上げた後に針を外すために使うプライヤーがあると便利です。

僕が初めて釣りに行ったときには持って行かなかったのですが、手長エビの長いハサミは十中八九、針を外すときに攻撃してきます。

地味に痛いです。

針も小さいので僕の手ではうまく針をつかめずに苦労しました。

作業効率の向上と、痛みの回避のために僕はプライヤーがあると便利だと思います。

 

・クーラー

生け簀代わりにして釣った手長エビを入れておく場合や、家に持ち帰るときに車で移動する場合は蓋のあるクーラーを選択した方が良いと思います。

近所のポイントであれば水汲みバケツのまま持ち帰ってもよいですが、車の走行中に水が漏れたら大惨事ですので…。

大きなものでなくてもよいですが、あまり小さすぎるものだとエビを入れた時に共食いをする可能性があるので、10L前後のものをお勧めします。

 

・酸素供給用のブクブク(エアポンプ)

手長エビを生かして持ち帰る場合は必須となります。水中に酸素供給がされないと手長エビが死んでしまいますので、釣行にも必ず持参してください。

手長エビを調理する前の泥抜きという工程で、生かしたまま自然に泥抜きをするのか、強制的に泥を出すかで必要性が違います。(別記事で記載します)

生かして持ち帰りたい場合は忘れずに購入してください。

釣具店で安いものは700円台くらいからありますが、動作音がかなり気になります。「ブーーーーー」と振動音がすごく耳障りに感じる人も多いと思います。

実際、僕は700円くらいの安いものを買って動作音に驚きました。音に敏感な釣り場であったらきっと嫌な顔をされます。

加えて家で泥抜きをした際に、夜の間常に「ブーーーーー」という音がしているのは精神衛生上よろしくありませんでした。

値段は高くなりますが、「静音」と書かれたモデルを選択した方がよかったなと思っています。

もちろん、安いもので機能的に何ら問題はありませんし日中の釣りであればその他の生活音などもあるので気にならないと思います。

・氷

手長エビの旬は夏ごろです。気温も上がれば水温も上がってしまいます。

生きている手長エビはよいですが死んでしまいそのまま水につけたままの状態、もしくは持ち帰る際に長時間かかる場合などは傷んでしまう可能性が高いです。

状況に応じて氷を用意して鮮度を保ちながら輸送する必要があります。

手長エビの釣り方とは?

釣りに行くために必要な道具がわかったところで、いよいよ釣り方の説明です。

手長エビ釣りの方法はとても簡単で初心者でもすぐにできます。

順をおって説明していきます。

 

①餌を付けた仕掛けを水に入れる。

手長エビの口はとても小さいです。針が隠れるほど大きい餌を付けるとアピール力は高くなりますが、針にかかるまでの時間が長くなってしまいます。

他の魚ほどシビアではなく、針が見えるくらいに餌を小さく切っても十分に釣ることができるので、餌は米粒以下を意識しましょう。

手長エビが隠れているのは消波ブロックや岩の陰です。岩と岩の間などに仕掛けを落としてしっかりと底まで落とします。

まずは水底を狙うのが基本です。中間くらいの岩に張り付いているエビが食ってくることも多いですが、基本は底を狙いましょう。

餌が水底まで落ちるよう、ウキの位置を調整してください。ウキがまっすぐに立っていればベストの位置です。

ウキが横に寝ている場合はウキから下の糸が長い、ウキが沈みがちの場合はウキから下の糸が短いという目安になります。

と、言いましたが実際はそこまでシビアに調整しなくても釣れてしまいます。

 

②そのまましばらく放置。

ワクワクしながら待ちます。

 

③ウキが動く、沈むなどの当たりがなければ場所を変えて①~②を繰り返す。

手長エビの当たりはとても分かりにくいです。代わりに、ウキがスーーーっとゆっくり持っていかれます。

ハゼやセイゴなど魚の当たりでは、振動やガツンという感触が手元にきますし、ウキもがっつり沈みます。

それらがない場所には何もいない、もしくは餌を落とすタナ(深さ)があっていないため、場所変えや深さを変える必要があります。

 

④当たりがあったらすぐに合わせず、ウキをもっていかせて更にしばらく放置する。

上記のウキがスーーーと持っていかれる当たりがあったら、焦らずに待ちましょう。

魚の多くは餌を一気に口にいれるため、その時に合わせて針をかける必要があります。

しかし手長エビは餌を挟んだ後に、まず食べやすい場所まで持っていきます。(ウキがスーーーっと動く時です)

その後食べ始めますが口元に餌をもっていき、少しずつ食べていくので針にかかるまでに時間がかかります。

何秒というのは表現しにくいですが、気長に待ちましょう。竿を何本か置く置き竿でもOKです。

釣りをしていると集まってくるおじさん達とゆるーい時間を過ごすことができます。

▲散歩中のおじさんやおばさんも釣れる。僕はこのまったりした時間が好きです。

 

⑤ウキの位置が変わらず、小刻みに動いていれば食っている可能性大!一気に抜きあげる。

持っていかれたウキが小刻みに震えている、もしくは微動だにしない場合は針が口元にあるか針を飲み込んでいる可能性が高いです。

手長エビは岩場の陰などに隠れて食べることが多いため、一気に抜きあげます。情けは無用です。

かかっていれば一定の重さと、エビの暴れる振動が伝わってきます。

うまく針かかりしないと、恐らくハサミで挟んでいたんだろうな…という微かな重さを感じてすっぽ抜けます。

うまくかからないと「ちくしょー!」となりますが、それもまた楽しいです。

ちなみに写真のおじさんも同じ反応をしていました。何歳になってもやはり男子は変わらないですね(笑)

手長エビの持ち帰り方とは?

さて、釣れた手長エビを家に持ち帰る際の方法ですが大きく分けて2つパターンがあります。

道具紹介のところでも触れたように、生かして持ち帰るか死んでしまっても構わないのでそのまま持ち帰るか、です。

後日記事にしますが、自宅で生かして泥抜きをするかしないかというところで方法が変わってきます。

手長エビは雑食性なので色々なものを食べています。

住んでいる場所の水質によって臭いもあるでしょうし、体内の砂や泥を出してから食べるということが普通です。

僕は今まで自宅で泥抜きをするために生かして持って帰ってきましたが、ネットで見つけた強制泥抜き方法を習得できたので今度からは気にせずに持ち帰るつもりです。

そちらは次回泥抜き、調理の様子を記事にする際に詳しく説明したいと思います。

ちなみに、泥抜き中は手長エビの生態を見ることもできて楽しいです。愛着がわいてしまって食べることを躊躇しそうになります(笑)

▲共食い予防に隠れ家必須です。朝起きると脱皮していてびっくりしました。

おわりに

いかがだったでしょうか。夏の時期に最盛期を迎える手長エビ釣りについて紹介をしました。道具も安価にそろえることができますし、慣れてくると連続して釣ることができるようになります。何より釣って楽しい、食べて美味しいというところが最大の魅力です。子どもさんでも簡単に釣ることができますので、夏休みの思い出にもいかがでしょうか。この記事が皆さんの参考になれば幸いです。次回は泥抜きの方法や調理について記事を書く予定でおりますので、どうぞよろしくお願い致します。

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