こんにちは、イチローです。
前回パソコン選び記事の最後に中古パソコンのおすすめをしました。今回はその続きです。
新品のパソコンを選ぶのにも迷うのに、中古なんてもっと種類が多いじゃないかと思われるかもしれません。確かに中古パソコンとだけ言うと莫大な数になってしまいます。
パソコンを選ぶときに「安いパソコンが欲しい」「かっこいいパソコンがほしい」など、人によって重きを置くところは変わってくると思います。今回はその中で「安いパソコン」に焦点を当てて、僕なりに考えたおすすめするメーカーとその理由をお伝えしていきます。
目次
おすすめするメーカーはLenovo
Lenovoって何?
皆さんは「Lenovo」というメーカーを聞いたことはあるでしょうか。家電量販店のパソコン売り場に行けば必ずLenovo製品が置いてあります。
Lenovoは香港に本社を置く中国のITメーカーです。日本ではパソコン以外商品を見かけることはありませんが、本土ではスマートフォン製造もおこなっているなど幅広く事業を展開しているようです。
中国の企業と聞くと「大丈夫?」というイメージを持つ方が少なからずいると思います。僕も中国製品に不安がないわけではありませんが、Lenovo製品を使っていて今のところトラブルは特にありません。
●パソコンシェア世界1位の実力
中国企業は不安…と思いますがパソコンの事業については折り紙付きです。2004年のIBM社買収に始まり、ドイツのパソコンメーカー、日本のNEC、富士通を次々と買収しており現在の世界シェアは1位となっています。
国産だと思って使用しているNECや富士通製品のパソコンも大本をたどればLenovoです。そう思うと何が国産なのかよくわからなくなってきますね。
●Lenovoは他社よりも割安
新品でパソコンを探す場合、価格帯は3万円~20万円と機種やスペックによって大きな差が出てきます。
僕が新品のパソコンを購入するときに最終的に購入したNECパソコンが21万円、Lenovoの同時期のほぼ同等のものを見ると16万円程で売られていました。
あと、これは体験した感覚なので裏付けはないのですがLenovo製品は割引の対象になっていることが多いです。
今の事務所を開設するときにパソコンを探していて、LenovoのCore i7 7thG(最上位CPU)を2台購入しましたが、セール品で1台10万円でした。翌週には13万円に価格が戻っていたため在庫処分のセールというわけではなさそうですし、同じような経験を何度かしています。
●シェア率1位による流通量の多さ、パーツの豊富さ
シェア率が高いということはそれだけ出荷されている台数が多いということです。どの業界でも同じだと思いますが、母数が多ければその分価格は下がります。
Lenovoのパソコンも同じで出荷台数が多いので同じ種類のパソコンが何十台、何百台と中古市場に出回っています。元々の値段が割安なことに加えて数が多ければその分値段が下がります。
欲しいパソコンが特に決まっていない、とにかく安いパソコンが欲しい、まずは1台、サブでパソコンが欲しいと考えている方にとっては間違いなく魅力的なものだと思います。
また、中古に付き物の故障についてもパーツが純正、社外どちらも豊富に出回っているため壊れた部分だけを取り換えればそのまま使い続けることができます。
例えばキーボードを交換するとしたらパナソニック製の場合新品が4~5000円しますが、Lenovoであれば2000円台から探すことができます。
自分で交換するのは大変じゃない?と思う方もいると思いますが、やってみると思ったよりも簡単です。また、次でお伝えする内容がそれを後押ししてくれます。
●パソコン各社で唯一ユーザーマニュアルを公開
パソコンの分解、改造は各会社のサービスマンや専門業者などが行う以外はタブーとされていることが一般的です。もちろん自分で行うには分解してみてネジの位置やパーツ構成などを学んでいくしかありません。
しかしLenovoの場合は分解を推奨まではしていませんが、パソコンの構成を理解することができるサービスマニュアルを提供してくれています。
これを用いることで自分が交換したいパーツにアクセスするためにはどこを外せばいいのか、ネジは何本あるのかなどが容易に把握できます。
説明書があるというのは大きなアドバンテージです。
もちろん、分解した時点で保証対象外になってしまいますが中古に保証はほぼついていないので気にすることはありません。
その中でも選ぶのはリース落ちのX220、X230
Lenovoのことについて紹介をしてきましたが、どんな会社でどんなパソコンを作っているのか何となく理解していただけたでしょうか。
ここからはその中でもおすすめの中古パソコンを紹介していきます。
●狙うのはリース落ちのパソコン
中古で安いパソコンを購入しようとする場合、これ以外に良い手段はないと僕は考えています。もちろん、最新に近いパソコンがフリマアプリなどで割安で売られていることもありますがそれは1台だけですし、水物なので次にいつそのような良い商品が出てくるかわかりません。
そこで狙うのはリース落ちで業者に大量に戻ってきたor売られたパソコンです。
ヤフーや楽天、Amazonなどのショッピングサイトで検索すると、全く同じパソコンが何十台も安く出品されている光景を目にすることがあると思います。
これがリース落ちのパソコンたちです。
企業に一定期間リース(貸出)されていたパソコンは大体3~5年くらいで契約満了を迎え、新しいパソコンを導入した企業は古いパソコンを業者に返します。
それを業者が捨てずにメンテナンス等を行い、販売しているため安く出品することができているのです。
この古いパソコン、外観や中身は現代としては古くなってしまっているものですがまだ現役バリバリのパソコンたちなので、知っている人からすれば宝の山という感じです。
●おすすめはX220とX230
そのリースパソコンの中でもおすすめするのはこの2機種です。今から7,8年前の結構前のモデルですが、もちろん今でも使えます。
この2機種はビジネスノートというジャンルで、ビジネスマンが持ち運びしやすいような小型のノートパソコンです。リースとして使用されていたことが多く、中古が多く出回っているという点と、修理や改造を行う際の部品へのアクセスが他機種に比べて容易という点がおすすめできます。
ちなみにX220とX230の価格差が1万円以上開くこともあるので、安さ重視であればX220一択ですね。AmazonではX220のSSD、Windows10、Office搭載機が17800円で売られているので相当コスパ高いと思います。
●もちろんデメリットもある
現役で使える機種が安く買える、リース落ち最高!というメリットがある一方もちろんデメリットもあります。それはこちら。
・古い機種なので致命的な故障に見舞われることもある(保証は皆無)
・リース元の使い方によって商品状態が全く違う(傷が多い、たばこ臭いなど)
個人的にはこの2点のリスクが許容できれば中古パソコンで充分ではないかと思っています。もし壊れてもう1台買ったとしても新品でパソコンを購入する金額と比べたら雲泥の差ですし、新品が必ず壊れないとも限りません。
画面が小さくて使いにくい、中古に極力触りたくないという方でもモニター出力してしまえばこれら問題も解決できてしまいますしね。
おわりに
いかがだったでしょうか。今回はおすすめの中古パソコンとしてLenovoをご紹介しました。その中でもリース落ちという普通であれば関わることのないジャンルのパソコンに手を出すことを最初は躊躇するかもしれません。
しかし、必要十分の性能とコスパの高さは今まで新品のパソコンを購入していた人からしたら目からうろこだと思います。
これからパソコンを購入予定の方、サブ機を検討している方など少しでも多くの方の参考になればと思います。
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