パソコン購入予定の方必見!失敗経験者が伝えるパソコンの選び方

 

こんにちは、イチローです。

 

今回はパソコンを買いたい、買おうか悩んでいるという方に向けて、僕の失敗談から考えるパソコンの選び方をお伝えしていきます。

 

一言でパソコンが欲しい、といっても正直どれがいいのかわからないですよね。メーカーもたくさんあるし、その中でも種類が多いし…パニックです。僕も1年前はそうでした。

 

後で詳しく書きますが、1年前僕はパソコン購入に失敗をしました。値段は20万です。

馬鹿にできない金額ですよね。あの時知識があれば、と思うばかりです。それ以降はパソコンについて調べ、確認し、時には分解し、理解を深めてきました。

 

今の時期、学校への入学や新社会人になるタイミングでパソコンを買おうと思っている方が多いと思います。そんな方々のお役に立てれば幸いです。

 

目次

1.必見!パソコンの選び方

1-1.目的別おすすめスペックまとめ

1-2.まずはパソコンの使用目的を明確にする

1-2-1.ノートorデスクトップ

1-2-2.WindowsorMac

1-3.何円まで出せるのか上限を決める

1-4.パソコンを選ぶときにここだけは見るべきところ

1-4-1.CPU

1-4-2.メモリ(RAM、ROM)

1-4-3.ストレージ(HDD、SSD)

1-5.本当に必要な機能かどうか吟味する

1-6.買ってはいけないパソコンの特徴

2.僕がパソコン選びに失敗した話

3.僕が中古を買う理由

4.まとめ

 

1.必見!パソコンの選び方

皆さんが1番気になっているのは「どのパソコンを選んだらいいのか」だと思います。

いっちゃんええやつを選べば全てをこなすことができる最高のパソコンが手に入るかもしれませんが、その分お金がかかります。

 

余分なお金を使わないためには、買う人が何を求めているのかを明確にしてパソコン本体や機能などを吟味する必要があります。

 

最初におすすめを紹介しますので、使用目的が明確な方もそうでない方も読み進めていただいて自分はこのあたりかな?というのを感じていただければと思います。

 

1-1.目的別おすすめスペックまとめ

まずは僕が考える目的別のおすすめスペックを紹介していきます。専門用語で記載していますが、後の説明を見ていただければ理解していただけると思うのでぜひ読み進めてください。

ここに記載する内容は新品で売っている構成がほとんどですが、該当しない構成のメーカーがある場合もありますのでご了承ください。

 

①主に学校のレポートや文書作成に使用。ネットはその時に少し見るくらい。

 

CPU Pentium or  Core i3
メモリ 4GB
ストレージ HDD 500GB
形状 ノート型

 

学校でのレポートが主となるとパソコンを持ち運びする可能性もあるのでノート型を選択しました。

パソコン自体の使用頻度はさほど高くないと思われるため、メモリとストレージは無難な4GB、500GBを選択しています。

CPUはPentiumでも十分かもしれませんが、今後就職した際などにも継続的に使えることを考え、Core i3も選択肢に入れました。

起動時間が遅く、ストレスがたまる場合はHDDをSSDに換装するだけで全く別物に変身します。

 

②パソコンは毎日開く。ネット閲覧や動画視聴、DVD再生などをよくする

 

CPU Core i5
メモリ 4GB
ストレージ SSD256GB
形状 ノート型(IPS液晶)

 

毎日パソコンを開くということは、待ち時間などストレスは少しでも少ない方がベターだと考えました。

CPUにCore i5、ストレージにSSDを選択して、インターネットのページ表示や動画再生の高速化を狙いました。

DVD鑑賞をするため映像は綺麗にみえたほうが良いと考え、発色がよく鮮やかな画面表示ができるIPS液晶を選択しました。

家の中で持ち運んで好きな場所でみることができるように、ノート型を選択しています。

 

③パソコンは写真の保存がメイン

 

CPU Core i3
メモリ 4GB
ストレージ HDD1TB
形状 デスクトップ型(23インチ)

 

パソコンは写真の保存先として割り切っていると捉えました。

容量の大きいデータを処理できるようにCPUはCoreシリーズ下位のCore i3を選択しています。

ストレージは処理速度の速さよりも写真を保存できる量や、データ損失のリスクからも大容量のHDDを選択しています。

画面は写真を何枚も表示したり、大きく表示して確認の効率を上げるために23インチのデスクトップ型を選択しています。

23は一般的な大きさですが、これよりも大画面で確認したい場合は25インチや27インチを検討してもよいと思います。

 

④何よりとにかく安く済ませたい。でも最低限の機能は欲しい。

 

CPU Celeron
メモリ 2GB
ストレージ HDD250GB
形状 ノート型

 

何より安くということで、CPUはAtomを選択しようと思いましたが、最低限の機能は欲しいというワードを考慮してCPUにはCeleronを選択しています。

メモリ、HDDともに稼働するための最小構成レベルまで落とし込んでいるため、動作はゆっくり、もっさりであることが想像できます。

動作ストレスを減らしたいのであれば、メモリを4GBに、HDDをSSDへ交換することで許容できるレベルにはなると思います。

 

⑤ネットゲームをする。動画編集もしたいと考えている。

 

CPU Core i7
メモリ 8GB以上
ストレージ SSD256GB+HDD1TB
形状 デスクトップ型(GPUなど交換できるとよい)

 

ゲームや動画編集をしたいということで最上位CPUのCore i7を選択しています。メモリは8GBあれば十分かと思いますが、動画編集で4Kの編集を行う場合は16GBを選択される方も多いです。フルHD動画であれば8GBで十分だと思います。

ゲームの起動やロードを速めるためにストレージにはSSDを選択、画像や動画の保管場所としてサブストレージに1TBのHDDを選択しています。

おすすめはデスクトップ型ですが、その中でもGPU(Graphics Processing Unit、画像や映像をつかさどる頭脳)を交換できる構造のパソコンだとよりよいと思います。

 

以上、僕が考える目的別のおすすめスペックでした。

少し極端な例なので、ぴったり当てはまらないかもしれませんが、自分の考えに似ているところを参考にして選んでみてください。

 

次からはパソコンを選んでいく際の詳細を順番に記載していきます。

 

1-2.まずはパソコンの使用目的を明確にする

パソコンの使用目的は人によって様々です。目的にあったパソコンを選択しなければどっちの場合でも不快感を覚えることになってしまいます。

 

極論ですが文書作成と少しネットをするくらいの人がゲーミングパソコンを買ってもスペックが余るだけですし、

バリバリにゲームをしたいと考えている人がモバイルノートを買っても何もできないと思います。

 

先ほどの目的別スペックでの例にあるように、具体的に使用する場面を想定して自分に必要なものを選定していくことが大切です。

それを怠ると僕のように大金を払って失敗…ということになってしまいます。

 

1-2-1.ノートorデスクトップ

さて、自分の使用目的がなんとなくわかったところでパソコンの形状のお話です。

 

ご存知の方も多いと思いますがパソコンにはノート型パソコンとデスクトップ型パソコンの2種類があります。それぞれの特徴をまとめるとこんな感じです。

 

ノート:12~15.6インチと画面サイズが比較的小さめ。バッテリー駆動が可能なため、持ち運ぶことができる。パーツの追加などがほぼできない。

 

デスクトップ:20~27インチと大型の画面が特徴の据え置きタイプ。デスクトップにも画面一体型と非一体型があり非一体型はパーツの交換や追加などがしやすい。

 

どちらにもメリットデメリットがあります。

 

ノートパソコンは持ち運びができてどこでも使えるということはメリットですが、画面サイズが小さくなりやすく情報量が多い場合には作業効率が落ちる可能性があります。

 

デスクトップも画面が大きくて作業がしやすいというメリットがあるものの、家のみの使用に限られるという点は持ち運ぶ可能性がある人からすればデメリットです。

 

自分の使用用途の優先順位に何が来るのかを考えて、少しでも外に持ち運ぶ可能性があるのであればノートパソコンを。

絶対に家からパソコンは持ち出さない、リビングに据え置き!と決まっているのであればデスクトップを選択するとよいと思います。

 

ちなみに性能差はどちらが上かというと、ほぼ一緒と考えてよいと思います。

後ほどお伝えするCPUやメモリなどは大きさや形は違えど、同じランクのものであれば基本的に同じ性能のものを使用しています。

 

それを取り巻く各パーツ(画像描出装置のGPUや冷却ファンなど)はノートパソコンの場合スペース的に小さくなってしまうため必然的にデスクトップパソコンの方がよい性能になりやすいということはあります。

 

ただ、動画編集やゲームをするなどパソコンに負荷のかかる重い作業をしなければ、よほどノートパソコンで事足りると思います。今現在僕はノートパソコンを使用していますが、複数のファイルを開いて、音楽をかけながら作業をしても何の不自由もありません。

それくらいの作業を想定している人はノートパソコンで充分です。

 

また、企業側の製品への姿勢としてもノートパソコンとデスクトップパソコンとでは違いが明らかにあります。

 

企業はノート>デスクトップで製品開発を進めています。

家電量販店でざっと商品ラインナップを見ると、デスクトップ数台に対してノートが20台ほど並べられていることからもそれは明らかです。

 

これは家電量販店のスタッフさんと仲良くなって聞いた話です。

 

企業はノートパソコンの方が売れるので、ノートパソコンの開発に力を入れている。

商品数も多く、出荷台数も多いため同じスペックのデスクトップとノートを比べた時に単価はノートパソコンの方が安くなる。

10年前であれば性能面でいえばデスクトップ優勢だったが、今は同等のスペックになってきており、特別な理由がない限りデスクトップを買う理由がない。

 

確かにその場にあった同じメーカーの同じころに発売された同じくらいのスペックのものを比べてみると3万円くらいの差がありました。

これもあって僕はノートパソコンを購入したという経緯があります。

 

以上のことから、よほどデスクトップにこだわる理由がなければノートパソコンの選択をおすすめします。

 

ちょっとまって!大画面で作業したいんだけど、という方もいると思います。

 

大丈夫です。もし大画面で作業をたくさんしたいと思うようになれば、その時にモニターと接続ケーブルを買えば問題ありません。購入時の差額でおつりが来ますし、むしろマルチモニター化できるというメリットもあります。そのやり方はまた別で紹介しますね。

 

1-2-2.WindowsorMac

パソコンを買う上で必ず起こる議論がここだと思います。Windows派とMac派。

どちらもパソコンを動かすOS:オペレーティングシステムのことで、これがないと始まりません。

 

それぞれを簡単にまとめるとこうなります。

 

Windows

・Microsoft社が開発・販売しているOS

・Microsoft社のみではなく、他社製品にも使用されている

・他社製品にも使われるため価格競争が起き、パソコンの値段が下がりやすい

・会社で使われているパソコンはほぼWindowsOS

・会社で使われている文書ソフトはほぼMicrosoft社製品(Wordなど)

・アプリや周辺機器など数の絶対数が多い

 

Mac

・Apple社が開発・販売しているOS

・他社製品には使用されておらず、専売商品

・Apple信者といわれるほど根強いファンが多い

・自社製品のみのため価格競争が起きず、お値段は強気

・唯一無二のデザイン(他社が寄せている製品はある)

・専用の動画編集ソフトなど使い勝手に優れたソフトが用意されている

・会社で採用している所は限られてくる

・最近は改善されているがMacでは使用できないアプリなどが多かった

・Microsoft社製品の文書ソフトを結局導入することになる場合が多い

 

この2つはパソコンを動かすOSの二大巨塔です。どちらが良い、ダメということはありません。自分の用途や優先したいものを考えれば、どちらを購入しても満足いくものになるでしょう。

デザインで考えればAppleの方が1枚上手ですし、シェア率や汎用性で考えればWindowsだと思います。

 

しかし、特にこだわりがない、安い方をということであれば、個人的にはWindows OSをおすすめします。

 

特徴の中にも書いていますが、各社の製品にOSとして使用されているため、競合が多く価格競争が起こりやすいです。また、多くの企業や学校はWindowsを採用しているので使い勝手が良いということも挙げられます。

 

Appleももちろん良いのですが、価格が基本的に下がりません。家電量販店のセールでも下がっていることは稀です。

 

そういった面から、個人的にはWindowsをおすすめします。

 

1-3.何円まで出せるのか上限を決める

パソコンの形はノート型、OSはWindowsをおすすめしてきました。

ここまで絞っても価格は3万円台のものから20万円越えのものまで幅広く家電量販店には並べられています。

 

何かを買うとき全てに言えることだと思うのですが、事前に予算を決めておくことは大切です。

触っているうちにいい機能のものが欲しくなるに決まっていますし、1度ハイスペックの快適さに慣れた体はなかなかスペックを下げたものを受付けてくれません。

 

僕がパソコンを買った時も特に上限を設けずに見に行ってしまったため、いっちゃんええやつを触った途端それが1番よく思えてしまい他をみることができなくなってしまいました。

10万円なら10万円の中でスペックのいいものを選ぶことができるように、予算はしっかりと決めてから行動しましょう。

 

1-4.パソコンを選ぶときにここだけは見るべきところ

1年前の僕はよくわからないままに、店員さんのおすすめを鵜呑みにしてそのまま購入しました。確かにハイスペックなのでしょうけど、自分で理解して選んで購入していないため何がすごいのかよくわからんという状態でした。

 

そこからはパソコンを構成するパーツの名称や機能、スペックなどを意識して1つ1つのパソコンを見るようになりました。今では友達が買うときについていき、助言ができるようになっています。そんな僕が買うときにここだけは確認して、というのがこれから挙げる3つのパーツです。

 

1-4-1.CPU

この名前は何となく聞いたことがある人もいるのではないでしょうか。

CPU(Central Processing Unit)は簡単に言えばそのパソコンの性能を左右する頭脳です。

 

一口にCPUといってもピンキリで、CPU最大手のintelが発売しているものだけでも一般向けには6種類ほど(古い現役機も含めればもっと)あります。その他AMDという会社もCPUを販売していますが、僕は使用した経験がないため今回は割愛します。

 

intel CPUの種類はざっとこんな感じです。下から上に上がるにつれてスペックとともに値段も上がっていきます。

 

Core i7(現在販売中のパソコンに搭載されている中で最上位のCPU)

Core i5 (i7に性能は劣るがコスパ最強CPU)

Core i3 (i5よりも機能を落とした平均的なCPU)

Pentium (i3の廉価版CPU)

Celeron (Pentiumをさらに削った廉価版)

Atom(販売されている中で最も低スペックなCPU)

 

この頭脳の選択を間違えてしまうと、自分の行いたかった作業時にスムーズに動かないというトラブルが起こりかねません。テキパキ動いてくれる優秀なCPUはそれなりのお値段がしますし、かといってのんびり屋さんの下の方にいるCPUは値段は安いものの、使い物にならないという話をよく聞きます。

 

実際僕も発売年度は違うものの全てのCPUが搭載されたパソコンを使ってみた経験があります。そこで感じたことは、いくら安くても一定以上のスペックは最低限欲しいということです。Atomは正直仕事になりません。

 

個人的には事務作業やレポート作成などの用途であっても長い目でみればi3は欲しいなと思ってしまいます。

 

1-4-2.メモリ(RAM、ROM)

メモリと聞くと1番有名なものはデータ保存に使用するメモリーカードなどの記憶媒体ではないでしょうか。スマホやデジカメ、ビデオカメラなどに必ずと言っていいほど必要なものですよね。

 

パソコンにおけるメモリはデータそのものの記憶媒体ではなく、作業における情報を置いておく場所という立ち位置にあります。複数の作業や動画編集などパソコンへの負荷が高い作業を行うときにメモリの容量が大きければ大きいほどサクサク動作で快適に作業をすることができます。

 

CPUが頭脳ならば、メモリは作業台によく例えられます。広い机の上に書類を整理し、作業スペースを確保することで効率よく仕事ができることと同じで、メモリも容量を大きくすれば情報を置いておく場所が増え、パソコンの作業が効率化されます。

 

いくらハイスペックなCPUであっても作業台が狭ければたくさんの仕事をこなすことはできません。もっとも、市販されているパソコンであればそのようなミスマッチな組み合わせはよほどないと思いますが、購入時には注意する必要があります。

 

僕のパソコンはメイン機が純正で8GB、サブ機が元々は2GBでしたが容量アップをはかり8GBプラスして10GBで運用しています。

 

メモリの容量も使い方によって必要数が変わってきますが、文書作成、インターネット、写真管理などの一般用途であれば4GBあれば困ることは少ないと思います。

 

なぜかというとメイン機で同じような作業をしても、8GBどころか4GBでも使用容量を圧迫していないからです。もちろんメモリが多いに越したことはありませんが、その分値段も高くなりますし、用途が限られているのであればわざわざ8GBを買う理由がありません。

 

ただ、2GBでは心もとないというのも正直なところです。作業容量が1.8GBだったと仮定した場合、ほぼ全開の力でメモリが働くのと2GBほど余力を持って働くのでは安定感が違います。

 

最近の市販パソコンは4GBを採用しているモデルが多く、よっぽど2GBはないと思いますが注意して選んでください。

 

ちなみにゲームや動画編集を考えている方は8GB以上のメモリを選択する方が無難です。

 

1-4-3.ストレージ(HDD、SSD)

ストレージ、と聞くと聞きなれない言葉ですがHDDと聞くとどうでしょうか。カーナビなどにも使用されているため、メモリよりも認知度は一般的なのではないかと思います。

 

ストレージとはパソコンのデータなどを保管しておく記憶媒体のことで、主にHDD(Hard Disk Drive、ハードディスクドライブ)とSSD(Solid State Drive、ソリッドステートドライブ)に大別されます。

 

それぞれの特徴は以下の通りです。

 

HDD

・容量あたりの単価が安く、大容量でもお手軽な価格帯

・SSDと比べるとデータの長期保存が可能

・本体の中にディスクが入っており、それが回転してデータの読み書きをする

・SSDに比べるとデータの読み出し速度が遅い

・振動などに弱く、SSDに比べて破損しやすい

・破損したときにデータを復活する方法が確立されている

 

SSD

・容量あたりの単価が高く、HDDに比べて高価

・HDDと比べてデータ劣化が早い(保存期間が短い)

・HDDと比べてデータの読み出しが3~4倍速い

・回転機構がないため振動に強い

・HDDが壊れる前は前兆があるというが、SSDは突然壊れる

・データ復旧が難しい

 

HDDは古くからパソコンのストレージとして開発されてきた歴史があるため、容量単価が安く、記憶容量が多いものを作ることができます。

一方でSSDが一般のパソコンに導入され始めたのはこの10年くらいの間なので、まだ歴史が浅く価格が高めです。同じ容量のものを比較すると倍以上であってもおかしくありません。

 

市販されているパソコンにはこの2つのいずれか、もしくは両方を搭載したものが売られています。価格が安めのパソコンはHDDのみ、ちょっと高めだとSSD、高価格帯だと両方といった感じです。時々SSHDというHDDとSSDを組み合わせたハイブリッド商品を搭載しているパソコンもあります。

 

この中で購入時におすすめするのはSSD単体もしくは両方を搭載したパソコンです。

SSDを搭載するだけで価格が上がってしまいますが、CPUの性能を1つ下げてでもSSDを導入したほうが良いと思います。ここは絶対に譲れません。

 

SSDをパソコンに搭載するメリットはっきり言ってこれにつきます。

それは起動時間や画面表示時間の大幅な短縮です。

 

HDDだとパソコンの電源ボタンを押して、作業ができる立ち上がった状態になるまで早くても1分半くらいかかります。

この待ち時間が僕はどうにも苦手です。その後使い始めてもインターネットを開くのにも時間がかかり、文書ソフトの立ち上げをすると固まり…とストレスがたまります。

 

SSDはこの点を全て解消してくれます。起動は20~30秒以内。立ち上がった瞬間からサクサク動きます。インターネットを開いた時の遅延や文書ソフトでのフリーズも皆無です。

1度体感してしまうとSSDからは抜け出せません。

 

もちろん、SSDにもデメリットはあります。容量あたりの単価が高いため、市販パソコンに搭載されているSSDは128GB、256GBと小容量のものが多いです。

文書を保存するなどデータ量の小さなものであれば問題はありませんが、写真や音楽、携帯のバックアップなどをとろうとすると128GBはすぐに終わってしまいます。

データ容量ではHDDにはかなわないため、外付けHDDの追加や内蔵のHDDにデータを移行するなどして工夫をする必要があります。

 

また、先ほども書いたように突然壊れてしまう可能性があるのは確かです。ただ、SSDの特徴を理解したうえで使用すればその可能性をぐっと低くすることが出来ます。

 

SSDが劣化していく1番の原因はデータの書き込みです。1度書き込んだデータを読み出すことには強いのですが、何度も何度も書き込み(要はデータの保存)を行うことでデータの破損が起こりやすくなります。

 

もちろん数10回使ったから壊れるというものではありません。販売会社側も書き込みのデータが内部の一か所に集中しないようにバランスよく書き込むシステムを搭載しており、そのリスクを下げる対策をしています。

また、ネットで調べたところどれくらいの期間で破損するのかを耐久テストから推算したものが開示されており、1日10GBのデータを書き込み続けて190年後にエラーが出るという結果だったそうです。

正直190年経つ間に別の理由で壊れてしまいそうですが、理論上実用では問題ないということでしょうか。

 

ただ、実際にSSDの破損によってデータを失っている人がいることは確かなので、外付けのHDDに保存するなどして不要な書き込みは避けたほうが賢明だと思います。

 

極論、パソコンの起動用に必要なOSのみSSDにいれるという使い方でもいいかもしれませんね。

 

1-5.本当に必要な機能かどうかを吟味する

CPU、メモリ、ストレージは絶対に確認するべき、としてご紹介をしましたがパソコンは他にもたくさんのパーツで構成されています。もちろん必要なパーツを削っていくことはできないのですが、「それって必要?」というパーツや機能、オプションなどが付いていることも多いです。

 

ブルーレイプレイヤー、テレビチューナー、年賀状作成ソフトなど…果たして必要でしょうか。

 

もちろんあれば困ることはありませんし、便利に使い倒せる人にとっては必須かもしれません。

 

僕がこの1年でブルーレイをみたのは1回です。(しかも使ったのは奥さんです)それもたまたま知り合いから借りたDVDがブルーレイだったからですし、半年後にブルーレイ対応のレコーダーに買い替えてしまったので、パソコンでみることは今後ないと思います。

 

過去に所有していたパソコンにはテレビチューナーが付いていましたが1度もみませんでした。パソコン本体は10年経ち黄ばんでしまいましたが、リモコンは新品の輝きでした。

 

年賀状ソフトも安いものなら500円で購入できます。

 

今の世の流れかもしれませんが、商品に付加価値をつけて売ることが当たり前になっています。あれもこれもつけることで、お買い得感が増している反面、ピンポイントで物を選択できないような状態になってしまっています。

 

パソコンの外部アクセサリは豊富ですし、必要になった時に考えるでも十分だと思います。

機能の取捨選択をして、浮いたお金でCPUを1つ上にするなどした方が最終的に良い結果になるのではないでしょうか。

 

1-6.買ってはいけないパソコンの特徴

とても恐ろしい見出しですが、調べる中で一定数該当するパソコンが出てきます。安いもので2万円くらいからパソコンが買えてしまいます。もちろんそのパソコンも普通に動きますし、値段でみれば「お買い得」と思ってしまうかもしれません。

 

気を付けるべきポイントは下記の言葉です。

 

ストレージ:eMMC 32GB

 

ストレージ:HDDでもSSDでもないeMMCというものが出てきました。表記でSSD(eMMC)と書かれている場合もあります。

eMMCはembedded Multi Media Card(エンベデッド マルチメディアカード)の略で、わかりやすく言うとデジカメに使うメモリーカードの親戚のような存在です。

 

気になる速度はというとHDDとSSDの中間くらいの位置づけ。これら2つが取り外して容量や速度アップなどを目的とした交換が可能なのに対して、eMMCはパソコンの基盤に直付けされているため交換が不可能です。

 

そして1番ネックな点がこちらです。

 

Windowsのアップデートができない可能性がある

 

WindowsOSは定期的にバージョンアップをするため、最新のバージョンに更新をしなくてはいけません。

しかし、この32GBという数値はアップデート時に容量が足りなくなってしまう可能性が高く、そのままだと永久にアップデートができない状態になってしまいます。

 

これを解決するには分解をしてストレージを増設する必要があり、一定の知識が必要になります。また、部品代もかかってしまうため結果もう少し高いパソコンが買えたということになりかねません。

 

もちろんそれらの対処をすればアップデートは可能ですし、その過程すら楽しみたいという方にはおすすめできますが、それ以外の方には向かないパソコンだということを覚えておいてください。

 

2.僕がパソコン選びに失敗した話

一通り僕なりのおすすめパソコンの選び方をお伝えしたところで、僕がパソコン選びに失敗した話をします。

僕みたいに20万円という大金を失って後悔しないように、同じようにショックを受けないようにと思って今回の記事を書いています。もう少しだけお付き合いいただければ幸いです。

 

今僕が使用しているパソコンはNECから発売されているLavieNX850という2017年秋冬に発売されたWindowsOS搭載のノートパソコンです。

 

先ほど紹介したSSDの上の速度をいくM.2SSD128GBを搭載し、サブストレージでHDD1TBを搭載しています。CPUはCore i7の8thG(8世代目)、当時の最新CPUです。

 

メモリは8GB、その他ブルーレイディスク対応、指紋認証、フチなしの画面でスタイリッシュ、その購入店限定の赤色など当時の技術を詰め込んだ仕様で店頭価格21万円でした。

 

実は僕は最初Appleのデスクトップパソコン「iMac」を購入するつもりで家電量販店に行きました。しかし、MacとWindowsの価格差に驚いて購入することができませんでした。

WordなどのOfficeソフトはMac用にも売っていますが、それを購入すると30万近くになる計算でした。

 

そのあとにこのパソコンを見たのですが、最新のパソコンでOfficeソフトも入っていて21万円、安いんじゃないか?と錯覚してしまったんです。さらに話を聞いていくと限界まで値引きしてくれるとのこと…最終的に19万円で購入しました。

 

デスクトップ型のMacを買いに来たのにノート型のWindowsを買って帰る、いかに何も考えずに買い物に来たかがわかりますよね。

 

その当時接客してくれた店員さんは親切に対応してくれましたが、今僕が書いたことと同じように専門用語をバンバンに使って教えてくれ、1/3も理解できていない僕は「これ買っとけば向こう10年かえなくて済むかな」と安易に考えたのでした。

 

購入後、しばらくは今までのパソコンとの違いに驚きながら楽しんで使用していたのですが、1か月もするとその頻度も落ちてきて最終的には机の隅に追いやられてしまいました。

そこで襲ってきたのが激しい後悔の念です。

 

なんでこれに19万も使ったのか、もっと安いものでよかったのではないかと自問自答しました。

 

当時の使用用途はインターネット、文書作成、YouTube視聴程度。パソコンにもそこまで詳しくはなかったですし、大は小を兼ねる精神で買ってしまったのだと思います。

今の僕ならCore i3のSSD128GB、容量が足りなくなったら外付けのHDDを購入するようにすすめます。それだけで10万近く節約できるのではないでしょうか。

 

また、別の店舗に行った際にCore i7でSSD128GB、余分なものはついておらずOfficeのみ入って11万円という商品を見た時も愕然としました。メーカーも大手ではありませんでしたが、特にメーカーへのこだわりがない僕には必要十分でした。

 

その経験がなければパソコンのことを調べようとは思わなかったでしょうし、結果的に今はそのスペックで満足しているので結果オーライといえばそうなのですが…下調べは大切ですね。この記事が同じような方の参考に少しでもなればと思います。

3.僕が中古を買う理由

パソコンに限っての話ではないですが、新品・中古論争もMac・Windows論争と同じくらい絶えないものだと思います。価値観の違いだと思うので、どちらがいいと断言することはできませんがメリット・デメリットを比較して自分の考えが強い方を購入すればいいと思います。

 

  • 新品のメリット

・最新のCPUや機能が体感できる

・すべて新品パーツのため不具合は少ない

・メーカー保証が1年ある。店舗の保証を上乗せすることで5年など長期保証も可能

  • 新品のデメリット

・最新のモデルは値段が高い

・パーツ交換を自分で行うとその時点で保証対象外になることが多い

 

  • 中古のメリット

・驚くような値段で安売りされていることがある

・何年か前のハイスペックパソコンを格安で購入できる

・同機種の中古やパーツが出回っているため、足りない・壊れた部分だけを補修できる

  • 中古のデメリット

・基本的に保証はつかないことが多い(あったとしても半年)

・買った時点で壊れている個所がある可能性もある

・企業リース品が出回っていることが多いのでたばこ臭い

 

人が使ったものなんて…と考える人は問答無用で新品一択だと思います。

 

僕のメイン機は新品で購入していますが、サブ機は2台とも中古で購入しています。

 

1台は東芝のダイナブックR732という6年前のパソコンでスペックはCore i3、SSD128GB、メモリ4GBで驚愕の1万800円。

もう1台はレノボのX220という8年前のパソコンでスペックはCore i5、HDD320GB、メモリ2GBで16800円でした。

 

レノボは改造して遊ぶために買ったもので、他に出品されている同商品よりも少々割高感はありますが、少しレアな仕様だったんですよね。これもまたお伝えできればと思います。

 

東芝のスペックを見ると、1年前の僕におすすめしたいスペックそのまんまですよね。19万円と1万円、その当時の僕ならどちらを選ぶでしょうか。

 

古いCPUなんて大したことないんじゃないの?と思われるかもしれませんが、それを感じることができるのはごく一部の人だと思います。

 

6年前のダイナブックで事務所立ち上げの書類を1から全部作りましたし、今現在事務所の請求業務や管理などの重要な役割も担っています。

 

8年前のX220はSSDへの交換とメモリの増設をすることで、パソコンが空いていない時のサブPCの役割を担っていますし、この記事の入力も行っています。

 

SSD搭載の古いCoreシリーズは今現代でも十分な現役機種です。

 

中古でもいいけど、人が触ったキーボードは…という人は浮いたお金でUSBレシーバーマウス&キーボードと接続ケーブル、モニターを購入して簡易デスクトップパソコンを作ってしまえば何の問題もありません。ノートパソコンとデスクトップパソコンのところで書いた、サブモニターが作れるというメリットすら生まれてしまいます。

 

どうでしょうか。中古でもいいかな?と思えてきませんか。

予算や目的でパソコンを選ぶときに、中古に目を向けてみると新しい発見やワンランク上のパソコンとの出会いがあるかもしれません。

僕は分解してパーツを変えたりすることも楽しいので、そういった意味で気楽に触れる中古は僕の使い方に合っているため好んで中古パソコンを選択しています。

 

4.まとめ

いかがだったでしょうか。今回はパソコン選びに失敗した僕が1年間パソコンに触れて、考えたパソコンの選び方をお伝えしました。パソコンは専門用語が多く、難しい部分もありますが、店頭でパソコンを買おうとするときに確認すべきところは網羅してあるので、この通りに選んでいただけば満足するものが手に入るのではないかと思います。

後半は中古パソコンの話になりましたが、コスパ最強だと思います。自分の求めているスペックのパソコンがどれくらいで売られているのか、覗いてみる価値はあると思いますので是非探してみてください。この記事を読んでくださった方のお力に少しでもなれれば幸いです。

 

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サマリ

パソコンを選ぶ際は目的と予算をはっきりさせて、無駄を省いた選択をしよう。

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